認知症勉強会
◆7月10日(水)11時~ 活動計画、運営方針について再度の話し合いを
持ちました。詳細は追ってお知らせします。
◆2024年度の活動計画、運営方針について
6月12日(水)13:30~ シニアライフ・サポート倶楽部との合同で
話し合いの会を実施しました。話し合いでは、2つの勉強会とも残し、
時々合同勉強会を持つという意見が多数でした。
今後の勉強会では
・成年後見制度についてシリーズ(ACP会議も含め3回程度)で
勉強する
・巷に多くあるエンディングノートを取捨選択・議論して
「会のエンディングノート」を作る
・入院した時や、施設に入った時など「私」のことを知ってもらう
簡単な「自分史ノート」を作る
・認知症について継続して学習し情報を得る
・詐欺など狙われる高齢者の消費者問題について
などを学びたいとの意見が出ました。
話し合いの結果を15日(土)の運営委員会で審議しましたが、
座長や具体的スケジュールなどの決定には至らず、再度、
勉強会での話し合いを持つことになりました。
具体的なスケジュールや座長が決まって動き出すまで、
今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
決まり次第ご案内いたします。
2024年
2月の勉強会は
2023年度最後の勉強会は、2月7日(水)、調理室で開催しました。参加者は11名。
今回のテーマは、
①認知症の新薬レカネマブの報道のなされ方について、お2人のドクターの見解を知り、あらためてメディアリテラシー※を高めることの大切さを学びました。
( ※メディアを利用する技術や,伝えられた内容を分析する能力のこと)
長尾和宏Dr.の見解(ホームページより)
1) 米国の承認に追随
2) メデイアは効果ばかり強調
3) 専門家も勧める人しか出ない
4) 副作用情報はあまりなし
5) 高額(390万円)
宮岡 等Dr.(北里大学名誉教授/精神科)http://www.yuki-enishi.com/ninchi/ninchi-78.pdf
認知症になっても自分に使用してほしくない理由
1) 本当に臨床的に意義のある効果があるのか
2) 安全性:効果に比して有害事象が高頻度
3) 高価
②「認知症勉強会のあゆみ」を資料として、今までを振り返りこれからに繋ぐ話し合い。
③ 認知症勉強会カフェ(古田・田代の座長による最終回なのでお別れ茶話会)
④災害時のトイレについて
・阪神淡路大地震から30年近く経つのに、今回の能登半島地震の避難所のトイレ事情が
ひどく、少しも進化していない災害時のトイレについて話し合う。当会会報58号記載
の記事「あなたは我慢できますか? 2・3時間待ちのトイレの行列に!(三浦久子記)」
も参照した。
今回をもって古田・田代が座長の認知症勉強会は終了いたしました。16年の長きに亘って当勉強会にご参加くださった皆さま、有難うございました。(古田 洋子・田代 眞朱子)
8月と10月の勉強会は、全国大会の準備のため、お休みとさせていただきます。
6月の勉強会は
6月の勉強会は、新しい会員さんをお迎えして満席の盛況になりました。
まず、前回からのテーマ「認知症になっても私らしく暮らせるのは・・・どこ?!」の続きとし
て今回は「有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」の違いについて学びまし
た。何となく知っているけど、区別できていないかもしれない、在宅での暮らしが厳しくなった
時の選択肢の一つとして、きちんと知っておきたいとの思いからの設定です。恒例の廻し音読は、小島美里さんと上野千鶴子さんの対談『認知症でも在宅ひとり死は可能か?』(朝日新聞関連サイト「なかまぁる」掲載)を 2 人ずつ組んで、お 2 人になりきって音読しました。
小島さんは 、認定 NPO 法人暮らしネット・えん代表理事で 「全国大会 in 大阪」で は 初日のシンポジスト・ 2 日目の第1分科会の問題提起者として、双方に 登壇 して下さいます。示唆に富んだ上野さんとの対談を音読し、「全国大会 in 大阪」での小島さんのお話に期待が膨らみました。
「立って読んだほうがしっかり読めるよ~」との相方になった方のアドバイスに従い、小学生のように立ち上がっての音読。「ほんまやね、声がしっかり出るね~」と私。和気藹々の中、ひとり暮らしで、普段はなかなか声を出す機会がないメンバーもしっかり声をだすことができ ました。
「ホットタイム」の時間には、精神科医の和田秀樹さん提唱の五十音カルタ残存機能を残そう!「 80 歳の壁」)を実践。今回も頭と口をしっかり動かせた楽しい勉強会でした。 (田代眞朱子)
4月の勉強会は
2023年度最初の勉強会は、4月5日(水)に開催しました。
今回のテーマは、
①映像の視聴:2月11日のセミナー「認知症になっても私らしく暮らせるのは…どこ?」の復習を
兼ねて「今、取り組むべき介護・認知症対策」と題したパワーポイントを視聴し、自分自身のこと
として考え、話し合いました。
②認知症条例について: 当勉強会メンバーの吉年千寿子さん(富田林市の市議会議員、6期目)提
供による「富田林市の条例策定にいたる経緯(議会での質疑応答)」と、出来上がった「富田林市
認知症と伴にあゆむ笑顔のまち条例」を順番に音読しました。いつもの廻し音読とは趣きの異なる
内容、そして3巡もした音読に疲れ気味のメンバーでしたが、コロナ禍で話す機会が減っていたこ
ともあり、口を動かすいい機会、また条例について学ぶとても良い機会になりました。
吉年さんが、当勉強会で一緒に学んできたことをも取り入れて議会で一般質問された内容を読み、
感慨深いものがありました。 当勉強会は「認知症」に特化した勉強会です。認知症になっても
「私らしく」過ごすための情報を厳選して選び、一緒に学び合いたいと思います。「認知症カフ
ェ」のように、メンバーに会って思うままに話せる「場」としても続けていきたいと思います。
12月の勉強会は
NHKアーカイブス「回想法ライブラリー」より、昔の映像(懐かしい番組)をいくつか見て、皆で当時のことを話し合い、大いに盛り上がりました。
なつかしい物や映像を見て思い出を語り合う回想法は、脳を活性化し情緒を安定させ、長く続けることで認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性があるといわれています。そして、高齢者の認知症予防や認知症患者の心理療法、リハビリテーションに活用されています。(NHK回想法ライブラリーHPより)
恒例の廻し音読は、前回時間切れで実施できなかった、読売新聞オンラインの記事(9/22付)「 89歳で乳がんの手術受けた樋口恵子さんの『老いは平等、半面個性的で多様』を読みました。
そして、12月は恒例の忘年茶話会です。用意したお菓子の他にも「お持たせ」もあり、和やかな楽しいひと時を過ごしました。
10月の勉強会は
「認知症になったら ~わたしはどこでどのように暮らしたいだろうか~ 」
というテーマで実施しました。そのときがきたら、
・自宅で最期まで暮らしたい
・自宅で介護してくれる人がいる、いない?
・施設でケアをうけて暮らしていきたい
・家族が、自宅介護は‘もう限界’と思うのはいつ? など、思いは人さまざまです。
その日に備えて、私たちが知っておきたいことのひとつは「認知症のための施設にはどんなのがある?」ではないでしょうか。
今回は、専門のスタッフのケアが受けられるという「グループホーム」について、ホームの管理運営についての評価に行かれてその実態をつぶさに見ておられる瀬能さん(当会運営委員)から
◆「外部評価から見たグループホームの日々・家族の思い」
そして、実際にグループホームの職員として18年以上にわたって入居者の方々と接しておられた朝倉さん(当会会員)から
◆「グループホームの朝・昼・晩」
と題してお話ししていただきました。
なお、このテーマを深めるための拡大セミナーを、2023年2月11日(土・祝)に実施することにいたしました。(詳しくはこちら)
元気なうちに、そのときに備えて、自分はどうありたいかの思いを形にして残しておく参考になればと願っています。
8月の勉強会は夏休み
6月の勉強会は
認知症勉強会には、廻し音読というプログラムがあります。グループ内の誰かが一つのテキストを音読する間、他の人はじっと聞いているという時間。それを順番に回していきます。音読は、黙読に比べて、読む、聞く、それぞれに応じて脳の血流が活発になり、認知機能が改善されるといいます。
そして 、6 月 1日の勉強会は「お出かけ勉強会」でした。通い慣れたドーンセンターではなく、谷町 6 丁目にある話題の「隆翔館書店」さんへ、各自で集合するというものです。事前に配布された街の地図、複雑な地下鉄駅構内案内図を片手に、全員、時間通りに参集できました。
さて、隆翔館書店主の二村知子さんは、この書店 7 階のホールで、「作家さんと読者の集い」を主催されています。当会の 25 周年記念講演に、久坂部羊さん(医者・作家)をお招きするのに尽力してくださった方です。日ごろは、インタビュアーとして、作家さんと参集している読者の方々を繋ぐ役目をなさっておられる二村さんは、田代さんからの話題提起を受けて、存分に語ってくださいました。
ご両親が始められたこの書店を引き継いだ思い、書店業界の小売り店への縛り、13 坪の街の書店を存続させるために始め、すでに 298 回を数える「作家と読者の集い」のこと等々。
そして、最後に、音読の楽しみとして選んでくださった茨木のりこの詩集から「倚りかからず」を朗読してくださいました。
勉強会恒例の廻し音読では、鎌田實医師(長野県諏訪中央病院)を書店に招かれた時の記録を読み、勉強会を終了しました。
1 階の書店で好みの本を手に取る人、近くの空堀商店街に足を延ばす人など、梅雨の晴れ間のひと時をいろいろに楽しみつつ散会しました。